表題番号:2006B-258 日付:2007/03/08
研究課題高校・大学間の接続をめざす経済学教育の再構築と学生の経済リテラシーの国際比較
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 大学院アジア太平洋研究科 教授 山岡 道男
(連携研究者) 大学院アジア太平洋研究科 教授 真野 芳樹
(連携研究者) 国際教養学術院 教授 樋口 清秀
(連携研究者) 教育・総合科学学術院 教授 稲葉 敏夫
研究成果概要
ネブラスカ大学のウィリアム・ウォルスタッド教授、パデュー大学のマイケル・ワッツ教授、セントクラウド州立大学のケン・レベック准教授が作成した大学生用の経済学理解力テスト問題集(第7回生活経済テスト:ミクロ経済学テスト問題とマクロ経済学テスト問題)を日本語に翻訳し、日本の大学生にテストを実施した。そのテスト結果をデータ処理した上で検討し、米国の大学生と比較し、米国や日本での学会で報告した。また、米国版のテスト問題集には添付されていない問題解説を作成し、問題解説集(『経済リテラシーを高めるためのやさしい経済学入門』)として出版した。
 さらに、ウォルスタッド教授とレベック准教授が2005年に作成した中学生用のパーソナルファイナンス・テスト問題集を日本語に翻訳し、これを第8回生活経済テストとして位置づけ、日本語の中学生版と高校生・大学生版の問題集(中学生版はアンケート調査)を完成させた。今後は、これらの問題集やアンケート調査表を使って、高校生・大学生版に関しては、早稲田大学アジア太平洋研究センター経済教育研究部会を母体として、また、中学生版に関しては、弘前大学教育学部附属経済教育センター所長の猪瀬武則教授の協力を得て、テストやアンケート調査を実施したいと考えている。