表題番号:2006B-239 日付:2011/11/01
研究課題舞踊作品生成過程におけるわざ言語の貢献
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 助教授 杉山 千鶴
研究成果概要
 本研究は、舞踊作品の生成過程について、初演に限定し、ダンサーに対してなされた言葉掛けが、テクニックや表現において、どのような効力を発揮したのかを明らかにすることを試みるものである。当初はソロと群舞の2種類を予定していたが、群舞が過去の作品の焼き直しに変更になったため、やむを得ずソロ作品のみを対象とした。
 ソロ作品は、2006年12月26日の早大モダンダンスクラブ第29回定期公演(於・国立オリンピック記念青少年総合センター小ホール)にて初演された「カイロから帰ってきた人の話」である。この作品は2006年8~9月と同年11~12月に振付とリハーサルが行われた。この間、毎回ビデオとICレコーダーによって録画及び録音をし、ビデオの映像を参考にしながらのテープ起こしをし、以下の通りにまとめた。

1.杉山千鶴(2007):ダンスの技術論、早稲田大学スポーツ科学学術院編:トップパフォーマンスへの挑戦、ベースボールマガジン社、pp.66-71.
2.杉山千鶴(2009):モダンダンスにおける技法・スタイル―藤井公・利子の作品に独創性を与える要因―、アジアスポーツ人類学会組織委員会編:アジアスポーツ人類学シンポジウム論文集「体育・人類・文化」、pp.26-31.