表題番号:2006B-214
日付:2008/05/26
研究課題子どものライフスタイルに関わる健康心理学的支援
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 | 教授 | 竹中 晃二 |
(連携研究者) | 人間科学学術院 | 教授 | 竹中晃二 |
- 研究成果概要
- 先進諸国の中には,すでに高齢者,成人,青少年,子どもそれぞれを対象として別々に身体活動ガイドライン・ガイドを作成している国も見られる(堀内・竹中, 2008).現在のところ,わが国には,子どもに特化して,彼らのライフスタイル,特に身体活動に関わるガイドラインやガイドの類は作成されていない.子どもの生活は,ここ数十年で大きく様変わりし,ますます進む彼らの不活動傾向は座位中心生活の蔓延と相まって様々な問題を生じさせている.現在,子どもに見られる不活動状態の影響は,単に体力測定の結果に見られている体力低下ではなく,むしろ学校内外における集中力の低下,疲れやすさ,不定愁訴の多さなど日常生活において見られている.本研究では,子どもに特化した身体活動ガイドラインを開発し,そのガイドラインで示した行動目標を多くの子どもに達成させることを意図し,また達成することで体力や健康に影響を与える.本研究では,プロトタイプのガイドラインを開発し,行動変容理論を基にした介入を実施することで,これらのガイドラインの達成度を見た.その結果,達成度は特に男子で大きく,今後女子に特化した介入方法が必要であることがわかった.