表題番号:2006B-153
日付:2007/04/28
研究課題グラフィックスハードウエアを用いた簡便な有限要素解析計算法の構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 | 助教授 | 宮下 朋之 |
- 研究成果概要
- 本研究は,従来はコンピュータの中央演算装置(CPU)が担っていた計算機能の一部をグラフィックハードウエア(GPU)を活用し計算効率を向上させることを目的としている.構造解析を対象とし,形状変化の運動方程式の求解と,材料配置に関する位相最適化問題を取り扱った.形状変化の運動方程式の求解については,3次元立体について,CPUのみ処理時間及び商用解析ソフトウエアとの比較検討を行い,約10倍の速度向上が明らかになった.また,材料配置に関する位相最適化問題については,2次元画像を対象に従来手法と同様な結果を得ることが確認できた.