表題番号:2006B-128 日付:2008/04/16
研究課題ソフトコンピューティングを核とした建築系環境・情報マネージメントシステムの研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 教授 田邊 新一
(連携研究者) 理工学術院 助手 堤仁美
(連携研究者) 理工学術院 助手 渡邊進介
研究成果概要
シミュレーション技術を用いることで最適空調運転を行う手法に関する研究を行った。近年のシミュレーション技術・最適化手法や最適化の対象となるシステム等に関して整理を行うために、シミュレーションと設備の最適化に関連する文献の整理を行った。設備シミュレーションの応用の具体例として、BECS/CEC/ACを用いた熱源部分負荷運転の検討、ソフトコンピューティングによる機器特性の推定法、OH Saverによるリアルタイムシミュレーションとシステム最適化、デザインベックスによる計算精度の検証、オブジェクト指向型動的シミュレーションプログラムの開発、冷凍サイクルシミュレーションと計算結果のデータベース化、に関する調査を行った。設備システムの具体例としては、ガスヒートポンプを利用した放射空調システム、コージェネレーションを導入した大規模病院におけるエネルギー消費実態と効率分析に関して調査を行った。本特定課題を発展させ、引き続きシミュレーション技術に関連する情報の収集を行うことで検討を重ねるとともに、一部の施設の実測等を並行して行い、シミュレーションと実測値との比較・評価等を行った。この結果を基礎として科研費申請を行った。