表題番号:2006B-091 日付:2007/07/05
研究課題語学遠隔教育における誤りデータベースの作成と誤り自動指摘機能の実装と評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 教授 森田 彰
(連携研究者) 日本大学 助教授 保坂 敏子
(連携研究者) 藤田 真一
研究成果概要
本特定課題研究「語学遠隔教育における誤りデータベースの作成と誤り自動指摘
機能の実装と評価」は、語学教育において、インターネット上の電子掲示板を利
用し、自然なやりとりの中で書き込まれた文章中の誤りをデータベース化し、そ
の傾向を分析することを目的としている。さらに、その分析結果をもとに、入力
された文章中の誤りをある程度自動的に指摘できるシステムの開発を目指してい
る。
2006年度はその第一歩として、早稲田大学の留学生を対象とした日本語の授業に
おいて電子掲示板を利用し、そのデータを蓄積するシステムを準備した(
http://www.l7d-hiroba.com)。このシステムを利用し、2006年度後期に授業で
の実験を行い、約200件の外国人留学生の書き込みデータを収集した。
書き込まれたデータについては、全件に対してネイティブの日本人によるチェッ
クを行い、データベースに格納した。
このデータベースを検索・閲覧するためのフロントエンドシステムを現在blogを
利用して開発しており、近日中に公開可能となる予定である。
本プロジェクトの成果については、外国語教育メディア学会関東支部研究大会な
どで報告予定である。