表題番号:2005B-370 日付:2006/03/19
研究課題老人および要介護者の遠隔支援型マルチモーダルサーベイランスのための基盤研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 大学院情報生産システム研究科 教授 馬場 孝明
研究成果概要

老人および要介護者の遠隔支援型マルチモーダルサーベイランスのための基盤要素技術の取り組みとして、本研究では、
以下の取り組みを行った。

老人・要介護者の支援体制の現状および本研究でとりあげているマルチモーダルサーベイランスシステムが将来どのよ
うな状況下で有効に稼動するかについての調査を、奈良県立医科大学看護学科、守本教授ならびに広島県立大学保険福
祉学部理学療法学科、辻下助教授らと推進した。この活動の一貫として、日本医療福祉情報科学学会を立ち上げ、設立
準備大会を、2005年10月16日に開催した。

異常事態の一次検出のためのセンサーモジュールおよびセンシングユニットの要素技術としては、超音波によるセンシ
ング手法に着目し、外部のベンチャー企業と連携し研究開発に着手し、推進中である。

ユビキタス分散型に配置したセンサーモジュールおよびセンシングユニット間の情報伝達手段に関する基礎検討として、
Buletooth無線を用いた通信ネットワーク系を効率よく構成するためのいくつかのアルゴリズムを新たに提案した。
遠隔支援型マルチモーダルサーベイランスの信頼性を確保する目的で、複数の情報伝送路系を介した有線通信プロトコ
ル(TCP/IP Based)に関するアルゴリズム研究も試みた。
これら上記の無線および有線による通信プロトコルに関するするアルゴリズム研究をまとめ国際会議にて、それらの成
果を発表した。