表題番号:2005B-056 日付:2006/04/03
研究課題大江匡房の宗教思想研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 教授 吉原 浩人
研究成果概要
 本研究は、大江匡房(1041~1111)の宗教思想ならびに、それに関連した未註釈作品の研究を行うことを目的としたものである。吉原は、二松学舎大学21世紀COEプログラム「日本漢文学研究の世界的拠点の構築」の上古・中古日本漢文学班「大江匡房・永観の研究―文人と僧侶の院政期漢文学―」の事業推進担当者でもあるが、この研究と連携しつつ、匡房の思想と文学を追求した。
 大江匡房の宗教思想のうち、本年度は特に菅原道真、すなわち天神信仰の研究を重点的に調査した。書誌調査・実地踏査を、京都・太宰府で行い、中国におけるの国際学会で2回、和漢比較文学会例会において1回の口頭発表を行い、その成果を下記の通り論文・註釈として公刊した。
 本年度の成果はこれにとどまるものではなく、来年度以降も継続して大江匡房の宗教思想について、発表を続けていく予定である。