表題番号:2004B-107
日付:2005/03/16
研究課題子育て支援の現状と課題-公民館保育室の現状
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 | 助教授 | 村田 晶子 |
(連携研究者) | 文学学術院 | 非常勤講師 | 辻 智子 |
- 研究成果概要
- <趣旨>
本研究では、育児期の女性の学習のあり方を問うことをテーマとして、公民館保育室の現状を調査した。1965年国立公民館において始まった公民館保育室であるが、そこでは女性と子どもの人権の同時保障という課題が追究された。しかし、他の地域の公民館や集会施設に保育室の設置が広がって行くなかで、その理念は欠落し、単なる「女性の学習条件の一つ」になっていった。また、近年少子化対策の一環として「子育て支援」を目的として公民館活動や公民館保育室が位置づけられている。本研究では、これらのことを問題視する立場から、多摩地域での公民館保育室の現状を、とくに各自治体の条例、規則等から分析することを試みた。この地域を選んだ理由は、公民館保育室が先進的に設置され、社会教育、公民館活動が活発に展開されている地域であることが上げられる。
また、育児期の女性の現状をどう認識していくべきかということにかかわって、母子生活支援施設から見える今日の女性と子どもの現状について、職員から聴き取り調査を行ない、今後の課題を考察した。
<研究調査内容と結果>
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