表題番号:2004A-357
日付:2007/10/26
研究課題受講者の理解に基づく講義の表現特性と談話型に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 大学院日本語教育研究科 | 教授 | 佐久間 まゆみ |
- 研究成果概要
- 本研究は、大学の講義の談話の表現特性について、受講者の理解を通して解明することを目的とするが、今年度は、準備段階として、日本語の講義の談話資料と大学生のノートや要約文等の資料を収集し、独話資料における各種の言語単位の認定方法を検討した。
講義の談話と各種の理解データにおける情報の伝達過程を解明することが不可欠である。
1.要約文の原文残存認定に有効な「情報単位」10種の分類基準を修正して、講義の談話とノートや要約文を分析し、受講者の理解に基づく講義の談話の表現特性を解明した。
2.学部学生2集団約160名による講義の理解内容の要点を記したノートとキーワード、要約文を「情報単位」に分類し、その出現傾向から、講義の談話の表現特性を分析した。
3.上記2の講義2種を含む、大学の人文学系の講義資料計11種の表現特性を比較した結果、「話段」の多重構造に基づく「談話型」を有するということが明らかになった。