表題番号:2004A-350 日付:2005/03/22
研究課題沖縄開発庁の検証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 教授 江上 能義
(連携研究者) 琉球大学法文学部兼法科大学院 学部長 仲地 博
(連携研究者) 琉球大学教育学部 助教授 島袋 純
研究成果概要
 沖縄開発庁およびその沖縄振興開発施策に関する初の本格的な沖縄研究グループとの共同研究の端緒として、2004年9月から2005年1月にかけて、東京と沖縄で沖縄開発庁および沖縄総合事務局の設立作業にに係わった元沖縄開発庁事務次官をはじめとする主要人物5名に面接調査を行なってその貴重な証言を収録し、それらの証言集の第1次分として『沖縄開発庁の検証 オーラル・ヒストリー(1)』(188頁)と題した報告書を作成した(2005年3月)。
 研究分担者は仲地博琉球大学法文学部長兼法科大学院教授および島袋純琉球大学教育学部助教授の2名である。面接調査の対象に選んだ5名は、佐久本暁元沖縄総合事務局財務部管財第一課長(2004年9月、那覇にて)、新垣恒成元沖縄総合事務局庶務課長(2004年9月、琉球大学にて)、山城勉元沖縄開発庁総務局会計課長(2004年9月、琉球大学にて)、桜井溥元沖縄開発庁総務局企画課長(2004年11月、早稲田大学にて)、小玉正任元沖縄開発庁事務次官(2004年11月および2005年1月、沖縄協会にて)である。
 また小玉氏のご厚意により、貴重な研究資料としてこれまで極秘文書扱いで非公開であった『沖縄復帰対策要綱関係資料』(第1次分~第3次分、沖縄・北方対策庁)を、また桜井氏のご厚意により、『沖縄復帰関係資料集〔証言編〕』(取扱注意・沖縄開発庁)を複写させていただいた。その他にもお二人には重要な当時の数々の資料を提供していただき、前述の面接調査結果と併せて、本研究の今後の成果におおいに資すると確信している。