表題番号:2004A-349 日付:2005/03/30
研究課題生産情報コミュニティにおける認知面を考慮した人間・ソフトウェア間インタラクション
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 大学院情報生産システム研究科 助教授 吉江 修
(連携研究者) 大学院情報生産システム研究科 助教授 藤村 茂
(連携研究者) 理工学総合研究センター 助手 高橋 大樹
研究成果概要
設備管理を対象に,分散して存在する複数のデータベースに対してユーザが行う操作から,自動的に情報の収集・統合を行うシステムを開発した。XMLデータベースをバックエンドにもち,XMLTによってXHTMLに変換してユーザに表形式で内容を表示している場合を想定した。これは,複数のWebサイトから表形式のデータを統合することに相当する。ユーザの操作履歴を参照して,複数の表から所望の表を得るために新たにXSLT文書が生成される。ひとたび生成されると,元のXML文書の内容が更新されても正しく表の統合が行われなければならない。したがって,生成されるXSLT文書は,ユーザの表に対する操作を汎化したテンプレートである。ユーザ操作の汎化には,操作履歴から帰納学習により汎化されたルールを抽出する方法と,ユーザがタスクを遂行する領域で一般的と考えられる基本操作集合を定義しておき,その組み合わせで操作履歴を説明する演繹学習による方法の2つが考えられる。本研究では,後者を採用した。