表題番号:2004A-258
日付:2005/02/21
研究課題企業のオプション性を考慮した投資意思決定に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 | 教授 | 葛山 康典 |
- 研究成果概要
- 伝統的な投資意思決定方法である正味現在価値法(NPV法)は、様々な問題点を有している。なかでも、Cox et al.(1992)が指摘したように、将来キャッシュフローを割引く金利の変動は投資決定の判断に大きな影響を与える。一方で、Berk(1999)では、用いる金利をコーラブルなコンソル債とすることで、従来のNPV法の枠組みが限定的に利用可能なことを示している。本稿では、Berkの方法を、リアルオプションの枠組みから解釈することが可能であることを示し、投資意思決定の問題をリアルオプションの枠組みから評価したモデルとの関連性を示す。