表題番号:2004A-153 日付:2005/03/25
研究課題IT環境下における高等教育支援環境の構築と評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 教授 シュレヒト ヴォルフガング
(連携研究者) 理工学術院 教授 中村 采女
(連携研究者) 理工学術院 教授 成田 誠之助
(連携研究者) 理工学術院 助手 イン ミン
研究成果概要
本特定課題研究「IT環境下における孤独でないe-leaning環境の構築と評価に関する研究」においては、研究代表者シュレヒトと研究分担者中村が早稲田大学で講義を担当している第2外国語としてのドイツ語教育を対象とし、ネットワークを基盤とした新しい知識創造的な学習環境・学習方法を構築・提案・考察していくことを目標とした。平成16年度にはネットワーク上のヴァーチャル教室を構築する手始めとして、ドイツ語教室のWebサイト(http://german.narita.elec.waseda.ac.jp)を立ち上げた。本Webサイトは単に早稲田大学理工学部複合領域のドイツ語教室の宣伝をするだけではなく、チャットやBlogなど、コミュニケーションに関する機能を重視したものとなっている。ウムラウトなどの特殊文字が利用できるようにUnicodeに対応している。また、Webサーバにファイルサーバの機能も持たせ、教員や学生が簡単な操作でファイルをアップロード・ダウンロードできる機能を実装した。この機能は教員が学生に教材を配布したり、課題のファイルをやりとりしたりするために使われる。また、平成12-13年度科研費申請の研究時に開発されたEDLINシステムにおいては,「電子黒板」「電子ノート」「ミニテスト」等の機能を実装したアプリケーションを開発したが、16年度終わりまでに、これをJava言語を用いて再構築し,代表者シュレヒトや分担者中村の講義で試用した。これらの研究成果については、早稲田大学理工学部・複合領域人文社会科学研究会紀要で報告した。また、国際会議IASTED 2005に現在投稿中である。