表題番号:2004A-015 日付:2005/03/24
研究課題ファジィ理論を応用した教育情報分析システムの研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 教授 山下 元
研究成果概要
ファジイ理論は、人間の思考や判断などを定量的に解析する理論であり、従来、工学関係の分野で研究と応用がなされ発展してきたが、近年には、人間科学、社会科学などの分野にも応用されるようになり、その適用範囲は拡大されている。
 本課題の研究は、ファジイグラフ理論やファジイ推論を人間科学に応用するものであり、教材構造分析、ソシオメトリー分析、意識調査、教育評価などが主なテーマとされる。それに加えて、使い易いコンピュータによるフアジイ教育情報分析支援システムを開発することも関連する課題の一つとされる。
 研究を進めるにあたり、課題部会を7回開催し、ファジイ理論の基礎研究と応用研究、教育分野への適用事例に関する検討と評価、支援システムの設計などを行った。
 関連する研究成果の一部は、FUZZ-IEEE Int'l Conference on Fuzzy Systems, Int'l Conference on Advanced Lerning Technologies などの国際学会、日本知能情報ファジイ学会、バイオメディカルファジイシステム学会などの国内学会に発表して、かなりの評価をえた。その主な論文を、研究業績の欄に記載した。