表題番号:2003C-004
日付:2008/05/22
研究課題東アジアにおける近代法形成と法の回廊における実証的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 大学院法務研究科 | 教授 | 浅古 弘 |
(連携研究者) | 法学部 | 教授 | 浦川 道太郎 |
(連携研究者) | 法学部 | 教授 | 加藤 哲夫 |
(連携研究者) | 法学部 | 教授 | 田口 守一 |
(連携研究者) | 法学部 | 教授 | 田山 輝明 |
(連携研究者) | 現代中国綜合研究所 | 客員講師(専任扱い) | 江 正殷 |
(連携研究者) | 韓国・全南国立大学校法科大学 | 教授 | 鄭 鐘休 |
(連携研究者) | 台湾・国立台湾大学法学院 | 教授 | 王 泰升 |
(連携研究者) | 台湾・国立政治大学法学院 | 教授 | 黄 源盛 |
- 研究成果概要
- Ⅰ 早稲田大学図書館に寄贈された「岡松家旧蔵図書・文書資料」の整理と仮目録の作成を前年度に引き続き行い、文書資料8,340件の整理を終えた。
Ⅱ 早稲田大学図書館と雄松堂による「岡松家旧蔵文書資料」のマイクロ化事業を支援するために、撮影のための準備作業を行った。
Ⅲ 早稲田大学図書館に寄贈された「千種達夫旧蔵文書資料」の整理と仮目録の作成、データ入力の作業に着手した。
Ⅳ 第55回法制史学会総会(4月27日)で「ミニ・シンポジウム『岡松参太郎の学問と政策提言』」を開催した。報告者及び報告演題は以下の通りである。
浅古弘「概要報告」、岡松暁子「研究者としての岡松参太郎」、浦川道太郎「岡松参太郎と民法教育-試験問題を通して窺われる民法教育-」、岡本真希子「岡松参太郎と台湾-臨時台湾旧慣調査会との関係から」、小林英夫「満鉄の創立と岡松参太郎」、鄭鐘休(韓国・国立全南大学校)「コメント①東アジア民法史の立場から」、春山明哲(国立国会図書館)「コメント②台湾研究の立場から」、司会:伊藤孝夫(京都大学)。
Ⅴ 「岡松家旧蔵資料展」(4月22日~4月27日)を早稲田大学図書館の協力得て開催した。
Ⅵ 日本台湾学会第5回学術大会(6月14日、関西大学)で「セッション:法学博士・岡松参太郎と台湾総督府の立法政策」に参加した。報告者及び報告題目は以下の通りである。
春山明哲「企画の趣旨」、岡松暁子「岡松参太郎の生涯と関係文書について」、浅古弘「岡松参太郎の学問と政策提言-後藤新平との関係を中心に-」、岡本真希子「臨時台湾旧慣調査会の組織運営と調査方法-」、春山明哲「台湾統治法と台湾私法について-台湾総督府の立法政策をめぐって」、コメント:川島真(北海道大学)・駒込武(京都大学)。
Ⅴ 9月には、中華民国(台湾)法務部司法官訓練所を訪問し、同所所蔵の裁判記録について、今後の整理と目録作成についての打合せを行い、試行的に目録化の作業を開始し、本格的目録化のための問題点の抽出作業を行った。