表題番号:2003B-012 日付:2014/03/05
研究課題石炭産業の終焉過程に関するアーカイブ・データの構築と歴史社会学的考察
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 教授 嶋﨑 尚子
研究成果概要
本研究は、わが国を代表する大手炭砿企業のひとつである常磐炭砿KKおよび常磐炭砿労働組合(砿員ならびに職員)の歴史的過程を再構成する資料アーカイブ(デジタル・データ形式)の構築を目的としている。
当初の計画とおり、2003年度2004年度に以下の3点の作業を行った。

(1)複写文書資料のデジタルデータ化
 平成13年1月収集の複写データの入力ならびにエディティング・クリーニング作業

(2)複写文書資料のPDF化と体系的インデックスの作成
2003年度には、これまでに収集した名簿データ691点ならびに文書資料データ(約500点)をすべてPDF化した。そのうえで、2004年度には、インデックス作成作業に着手した。資料の細分化、分類、索引付けを行い、1680点分の名簿・文書資料データのインデックスが完成した。ネットワーク上で検索可能な状態にし、また簡略版を冊子体として刊行した(2005年4月刊行予定)。

(3)資料解題成果の刊行
資料収集過程で入手した炭砿住宅関連の写真を「ありし日の炭住とその後」と題して『炭砿労働者の閉山離職とキャリアの再形成 PartⅦ』(2005年4月刊行予定)3部に掲載した。