表題番号:2003A-575 日付:2005/03/25
研究課題遺伝統計学アルゴリズムを高速実行する再構成可能LSIシステムの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 教授 柳澤 政生
研究成果概要
本研究では,複数の遺伝統計学アルゴリズムを高速に実行するLSIを搭載したシステムを構築することを主たる目的とする.このために本年度は昨年度に引き続き,まず,遺伝統計学アルゴリズム,再構成可能LSI,および,CAD技術に関する調査を行った.その後、SIMD型プロセッサコア向けHW/SW分割における内部演算並列度最適化手法、IP再利用を考慮したシステムLSIにおけるプロセッサコア合成システム、消費電力最適化をめざしたスレッド分割手法、フロアプランとタイミング制約に基づくレジスタ間データ転送を考慮した高位合成手法、レジスタ分散型アーキテクチャを対象とするフロアプランを考慮した高位合成手法、ランレングス符号化を利用したスキャンチェイン再構成手法、マルチスキャンを対象としたテストデータ圧縮手法、Invader Assay法の出力結果の自動クラスタリング手法-最短距離法を初期値としたMCMCによる手法、ゲノムワイドなcase-control association studiesにおける多重比較手法などに関する研究を行い、その研究成果を学会において発表した。また、再構成可能LSI用アーキテクチャの詳細の検討およびシミュレーションにより検証を行った.来年度はさらに研究を発展させてゆく。