表題番号:2002A-912 日付:2003/05/07
研究課題Cu‐Cr合金の力学的及び電気的特性及ぼす不純物の影響
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 材料技術研究所 教授 増田 千利
研究成果概要
目的
Cu-Cr福相材料は高強度で、しかも高導電率を示すことがわかった。しかし高純度のCr元素は高価であるために、実用化を考えると、不純物を含むCr元素を用いることができると、低価格で製造可能であるために実用化に近づけることができる。そこで、Cr元素の不純物の程度を99%(2N),および99.99%(4N)と2種類選び、Cu-Cr合金を溶解法により製造した。溶解後、引け巣を切断、皮むきしたのち、1,000℃で保持後水冷し、容体化処理を施した後、900℃保持後鍛造した。40x40mm角材に仕上げ、その後冷間溝ロール加工を施した。最終的に冷間線引き加工を施した。得られた線材を用いて、室温で引っ張り試験を行うとともに、硬度、導電率を測定した。なお不純物は化学分析法により調べた。

結果
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