表題番号:2002A-807
日付:2006/01/07
研究課題北欧における市民の刑事裁判参加存廃論の現状と展開
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 法学部 | 専任講師 | 松澤 伸 |
- 研究成果概要
- 本年度の研究では、主に、スウェーデンにおける市民の裁判参加制度存廃論の検討を行った。スウェーデンでは、一般的に市民の裁判参加制度に肯定的な意見が多いが、この分野について大著を著しているストックホルム大学のクリスチャン・ディーセンは、市民の裁判参加制度を肯定できる理由は少なく、唯一肯定しうる根拠は、これによって職業裁判官の報酬を払わなくてよくなるという経済的な理由のみであるとしている。その詳細は、近く論文として紹介したいと考えている。