表題番号:2002A-138
        日付:2003/11/26
    
研究課題Diffserv網リソースパラメータのリアルタイム適応制御に関する研究
    | 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 大学院国際情報通信研究科 | 教授 | 中里 秀則 | 
- 研究成果概要
- Diffservネットワークでは、異なるQoSパラメータに対して要求条件が設定されたAssured ForwardingおよびExpedited Forwardingのサービスクラスが規定されているが、これらサービスクラスおよびベストエフォートクラスが共存した場合のQoS経路制御アルゴリズムを検討した。Expedited Forwardingは遅延を最小にするように、最短経路の中で、最もリンク使用率の低いものを割り当て、Assured Forwardingには、Expedited Forwardingの経路設定を妨げないように、最短経路の中でも最もリンク使用率の高い経路を設定するアルゴリズムを提案した。その有効性をシミュレーションによって評価し、2002年画像電子学会 第30回年次大会において発表した。
 パケットスケジューリングアルゴリズムDEWRRについて、各パラメータの設定とその設定に対する振る舞いの評価を行なった。DEWRRをDIffservのExpedited ForwardingおよびAssured Forwardingに適用する場合のパラメータ設定方法を提案し、その有効性をシミュレーションにより確認した。
 QoSを制御するために、エージェントを使ったQoS交渉システムとそのアプリケーションプログラムインタフェースを提案した。また、試作行い、提案システムが有効であることを実証した。この結果を2002年電子情報通信学会ソサイエティ大会において発表した。