表題番号:2001C-004
日付:2004/01/28
研究課題通信・放送の融合と公共政策の在り方に関する日本・英国・ドイツの共同研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学部 | 教授 | 中村 清 |
(連携研究者) | 政治経済学部 | 教授 | 縣 公一郎 |
(連携研究者) | 国際情報通信研究センター | 教授 | 三友 仁志 |
(連携研究者) | 社会科学部 | 教授 | 土門 晃二 |
(連携研究者) | 商学部 | 助教授 | 毛利 裕昭 |
(連携研究者) | 商学部 | 助教授 | 高橋 敬隆 |
(連携研究者) | 国際情報通信研究センター | 教授 | 加納 貞彦 |
- 研究成果概要
- 本研究は、日本ならびに欧米の研究者との国際共同研究を通じて、デジタル技術革新下にある情報通信部門と放送部門の融合とその経済社会への影響と情報通信・放送融合市場における規制あるいは競争政策の在り方の解明を目的として平成13年度より2年間にわたって実施された。平成11年度ならびに平成12年度の2年間の国際共同研究を第一期とすれば、これは第二期目にあたる。
最終年度である平成14年度は、国際共同研究の集大成として、この国際共同研究に参加した共同研究者ならびに研究協力者による研究成果の発表のために、国際共同研究学会(International Conference on Convergence in Communications Industries)を平成14年11月3日ならびに11月4日に英国・ウォーイック大学・規制産業研究センターにおいて開催した。マーチン・ケイブ教授の協力によって英国、ドイツなど欧州諸国ならびに米国より約40名近い研究者が参加し、極めて熱心な討論が行われ、国際的な相互理解に大いなる貢献を成した。
この国際共同研究発表会では、(1)周波数帯域配分に関わるスペクトラム問題、(2)映像番組の配信に関わるコンテンツ問題、(3)インターネットを中心としたブロードバンド問題の3つの研究課題を取り上げ、研究発表に基づいて討議を行った。主として、借地権概念のスペクトラム配分への適用、スペクトラムの売買制度、モデルバル事業への参入戦略、著作権制度、インターネットのネットワーク外部性、ドイツにおけるインターネットと競争政策、事業用電話需要の計量分析、日本ならびに米国のブロードバンド化とネットワーク競争、放送政策の競争的課題、ブロードバンドのアクセス競争、ドイツにおけるケーブルテレビの発展などを中心に議論した。これらの研究成果は書籍として英国より出版予定である。