表題番号:2001A-159 日付:2004/03/31
研究課題新課程「情報科」の視点と高大一貫情報教育
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 橘 孝博
研究成果概要
本特定課題での研究内容は以下のようにまとめられる。
高等学院では4年前から3年生選択科目の情報関連科目として「情報リテラシー」があったが、2001年度から
「情報サイエンス」を設置した。 さらに、2002年度から「情報メディア」、「情報アート」の2科目を同選
択科目に設置するべく実践的準備を行い、実施している。 これらの科目は、2003年から始まる新教科「情報」
の教育を先取りして、具体的な授業の内容モデルとして提示したものである。 これらの授業を実践するために、
情報関連機器の購入や他校見学などを行った。 これらは現在早稲田大学のメディアネットワークセンター(MNC)
での情報処理教育講座と内容を関連づけている。 特に「情報サイエンス」はMNCのネットワーク技術講座の先取り
授業となっている。 つまり、これらの高等学院の授業は、早稲田大学との高大一貫教育の視点から取り組まれた。 
また、別な情報教育の側面として、世界で1番大規模なWebページ教材作成コンテストであるThinkQuestに生徒を
参加させた。 これには、「高等学院生同士のコラボレーションのチーム」と「他校生とのコラボレーションのチーム」
の2チームが参加して、両チームとも上位入賞(金賞=第2位)することができた。 この経験を生かして、生徒間の
コラボレーション型情報教育の原型を実践できた。