表題番号:2001A-040 日付:2002/04/22
研究課題ヨーロッパ史における分化と統合の契機
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学部 教授 前田 徹
研究成果概要
古代メソポタミアにおける遊牧民マルトゥを例に取り、異民族として蔑視されたマルトゥが政治的社会的に主体性を獲得する過程を明らかにした。そのことで、古代メソポタミアにおけるひとつの特色として、新来の民族と強固に築かれた伝統的社会の確執と融合の関係の一側面が明らかになった。なお、関連する科学研究費助成金補助金が本年度最終年度となり、研究成果報告書が作成され、詳細はそこに記されている。