表題番号:2000A-929
日付:2002/02/25
研究課題開発途上地域における女性の地位向上政策と開発に与える影響等の分析
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際教育センター | 助教授 | 森川 友義 |
- 研究成果概要
- 本研究によって導き出された結論は次のとおりである。
「女性の地位向上を不可避で人道的にも人権的にも達成されるべき前提条件としてとらえるものの、かかる地位向上という女性の人権拡大要因(あるいは女性をターゲットとした対外援助)が、その達成過程において副次的かつ波及的にグローバルな問題、特に、人口問題、経済発展、貧困の撲滅、家庭内食糧安全保障問題等も同時に解決させる重要な「媒介変数」となりうる。そして女性を解決の「窓口」として捉えることによって、グローバルな問題が解決できるのであれば、わが国の政府開発援助(ODA)は「女性」への援助により一層の努力を行わなければならないであろう。
尚、助成費により政治経済学部経済学科生がアルバイトとして雇用され資料収集等の補助を行った。また残りの助成費によってローマ市に本部を置く、FAO、WFP及びIFADへ調査を行う旅費の一部として使用することが出来た。