表題番号:2000A-520 日付:2002/05/17
研究課題蛋白質ナノチューブの第一原理電子論
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学部 教授 武田 京三郎
研究成果概要
経験的パラメータを含まない第一原理的手法により、蛋白質ナノチューブ(PNT)の
分子構造と電子構造の理論解明を行った。ポリペプチドの環状化並びにリング間相互
作用を系統的に理解するため、環状ポリペプチド(PCR)及びその積層から成るPNTの
分子構造と電子構造の詳細な議論を行った。この際リング内及びリング間の水素結合
が系に与える影響についても検討を進め、PCRの積層機構に関する理論的考察も行っ
た。また系に導入されたプロトンが電子構造に及ぼす影響についてもあわせて検討し
た。