表題番号:2000A-507
日付:2013/05/15
研究課題19世紀イギリス議会政治史-新しい「憲政史」の構築をめざして
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学部 | 助教授 | 松園 伸 |
- 研究成果概要
2年間にわたる特定課題研究によってまず、19世紀英国政治史研究に不可欠な首相、有力政治家
の書簡集、メモアール等を多数入手することができた。早稲田大学においては各箇所でこれら史料が
多く所蔵されているが、それでも一部欠けているピット、リバプール、カスルレー、キャニング、グ
レイ、メルボーン、パーマストン、ソールスベリなどの文書によって新たな知見が得られたことは幸
いであった。また第一次から第三次にいたる選挙法改正、選挙腐敗防止の過程など憲政史を語る上で
欠かせない問題についても研究を深めることができたと信じる。
2002年度、私は特別研究期間を利用して英国エジンバラ大学大学院でフェローとして研究活動する
機会を与えられた。このチャンスを利用して、現地のマニュスクリプト史料を積極的に活用するとともに
研究者との交流を深めたい。さらにこれまで私が著した18世紀イギリス史の単著2点(「イギリス議会
政治の形成」「産業社会の発展と議会政治」いずれも早大出版部刊)を踏まえた著作をまとめたい。