表題番号:2000A-023 日付:2002/02/25
研究課題倒産実体法の立法論的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学部 教授 鎌田 薫
研究成果概要
 法制審議会倒産法部会(2001年1月以後は倒産法分科会)の委員として、民事再生法改正法およびその他の倒産法改正に係る審議に加わった。
 これと並行して、倒産実体法に関する立法論的課題の検討につき、一方では、前年度に引き続き「倒産実体法立法研究会(代表・竹下守夫駿河台大学学長)」において立法担当者・実務家を交えた研究会活動を行い、他方では、もっぱら実体法を中心とした学問的な観点から、私法学会におけるシンポジウムを目指した研究会(代表・野村豊弘学習院大学教授)を組織して、研究活動を行った。
 民事再生法(とくに担保権消滅請求制度)に関する研究の成果については、後掲のジュリスト掲載の座談会(司会・伊藤眞東京大学教授)で、民事再生法改正法(とくに住宅ロ-ン債権に関する特則)に関する研究の成果については、後掲の座談会(司会・始関正光法務省民事局参事官)で、それぞれその一部を発表した。
 また、2000年10月9日に開催された日本私法学会第64回大会において、「倒産手続と民事実体法」と題するシンポジウムを行い、その司会を務めるとともに「序論」を報告した(シンポジウム用の資料は「別冊NBL 60号」として公刊されている)。シンポジウムの記録は、討論部分も含め、同学会の学会誌「私法」に掲載され、近日中に公刊される予定である。