表題番号:2000A-021 日付:2002/02/25
研究課題コーポレート・ガバナンスの研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学部 教授 奥島 孝康
研究成果概要
 コーポレート・ガバナンスの研究成果としては、『現代企業法の理論と動態』(企業法研究第2巻)(成文堂刊、2000年4月)の主として第1部(理論的課題)と第2部(労働者参加)、『フランス競争法の形成過程』(企業法研究第3巻)(成文堂刊、2001年1月)の主として第1部(競争法の性格)、ならびに、“The Shareholder's Right to Supervise and Correct Management of a Corporation”(Law in Japan, An Annual, vol.27, 2001, pp.17-26)などがそれに該当するものである。いずれも、旧稿をまとめたものにすぎないが、企業の社会的責任論の展開や、労働者参加の可能性についての分析は、いまなお一定の意味をもちうるものと考える。
 また、コーポレート・ガバナンス研究からの派生問題として、私の提唱する『ユニバーシティー・ガバナンス―大学はどう変わる、大学をどう変える―』(㈱如水会刊、一橋フォーラム21(第9分冊)、2000年6月)は、いまや私大連では共通の認識となろうとしている。