表題番号:2000A-017 日付:2002/02/25
研究課題集団投資スキーム法制の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学部 教授 上村 達男
研究成果概要
 集団投資スキーム法制は、金融・不動産の証券化法制と資産運用法制から成るが、平成12年には新たな資産流動化法と投資信託投資法人法が成立し、新たな局面が生じている。不動産証券化、不動産投信も発足し、多くの法律問題が生じている。この間これらの問題について研究を行った。不動産がらみの集団投資スキームは、その評価の問題、資産の修理等への支出の問題その他困難な問題が生じている。これを通じて集団投資スキーム法制の概念について、そのメルクマールを検討する必要もある。他方、2000年英国金融サービス市場法は、新たな本格的な横断的資本市場法制のモデルを示しており、集団投資スキーム法制はその中核であることから、今後共さらに研究を深めたいと考えている。