表題番号:2000A-012 日付:2002/02/25
研究課題「英語を話す中国人」の活動を通して見た中国の近代化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学部 助教授 本野 英一
研究成果概要
 上記の課題に関する研究は、申請時の予定を超えて3編の学術雑誌論文に結実した。1999年秋に東洋史研究会で行った学会報告は、その後「辛亥革命前夜の中英債権債務処理問題―1910年『ゴム株式恐慌』を中心に―」という論文にまとまり、昨年年末に『東洋史研究』に投稿し、2001年9月刊行の第60巻第2号に掲載が決定した。本編の姉妹編ともいうべき論文、「辛亥革命前夜の信用制度問題―1910年『ゴム株式恐慌』後を中心に―」の執筆を雑誌『近きに在りて』から依頼された。こちらは今年の7月に刊行され、同時に中国語に翻訳され、今年の10月に中国で開催される辛亥革命90周年記念国際シンポジウムに提出されることになっている。
 最後に、「清末民国初期上海、香港に於ける会社登記制度問題―株主の有限責任制を中心に―」は執筆が予定より遅れた。こちらは来年刊行予定の邦文著書に含める予定である。