表題番号:1999A-188 日付:2002/02/25
研究課題音楽のサブリミナル効果と心理的影響調査
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学部 助教授 菅野 由弘
研究成果概要
 音楽や映像に、表からは認識できない情報を織り込んで、視聴者にメッセージを送る「サブリミナル効果」そのものの信憑性を問うべく研究調査を開始、約500人ほどの被験者による調査を行ったが、本当の「サブリミナル効果」なのか、音楽そのものの心理的効果なのか判別しがたい結果となった。このことから、まず「音楽の心理に与える影響」調査を行い、そのあとに「サブリミナル効果」否定の方向に進めるための、音楽のソフト制作を行い、その一部をCD-ROMの形で出版、より広範な調査が可能となった。このCD-ROMは、市販品のためサブリミナル効果は織り込まれていないが、一般商品ではあり得ない「遠隔調転調」や木の音から鐘の音へ、といった「音色変化」も盛り込まれ、また一般の写真集との違和感のないドッキングにより、より自然な形でのアンケート調査が可能になっている。