表題番号:1999A-024 日付:2002/02/25
研究課題契約法の現代的変容と新たな展開
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学部 教授 鎌田 薫
研究成果概要
(1) 国民生活審議会は、不当条項規制等を内容とする消費者契約法の制定に向けた審議を継続し、1999年末に答申を発表した。この審議に並行して法務省民事局内に設置された「現代契約法制研究会」に参加し、これについて検討を加え、1999年5月には中間報告を発表するとともに、その後も、国民生活審議会事務局担当者の参加も得て、継続して審議を重ねた。また、産業構造審議会消費生活部会においても、委員として、この問題に関する検討に加わった。これらの検討結果の一部は、下記に引用する報告書及び座談会等に掲載されている。
(2) 国際協力事業団(JICA)のカンボディア国重要政策中枢支援の一環として、カンボディアにおける民法典制定作業が続けられているところであるが、この作業において、契約法の立案を分担し、基本的な立案指針を策定し、これをもとにカンボディアに赴き現地法律家グループと協議をした。現在は、右協議結果を踏まえて条文化の作業を継続中であり、2000年7月及び12月には「契約法案」を携えて現地入りし、関係各機関と協議を進める予定である。