表題番号:1998A-670 日付:2019/11/10
研究課題モンスーン東アジアの植物生産力に及ぼす人間活動の影響評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学部 助手 太田 俊二
研究成果概要
世界のなかでも人口が急増し、21世紀もその傾向が継続するモンスーン東アジア域に焦点をあてて、食料生産等の基盤となる植物生産力の潜在的な分布がどのようになっているのか、またその総量はいくらであるかを定量化した。その結果、人口密度の高まりによって森林面積が急激に減少すること、それにともなって潜在的な植物生産力が低下することがわかった。加えて、将来予測される気候変化により、さらに植物生産力は低下する。本研究の成果の一部(対象を全世界に広げたマクロ的な試算)は、Global Environmental Research 誌(Ohta and Uchijima, 2000)に掲載されている。