表題番号:1998A-664 日付:2002/02/25
研究課題異なるルール間における同一パフォーマンスの国際比較―カレッジスタイルとフリースタイルの技術分析―
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学部 助教授 太田 章
研究成果概要
NCAAについて調査。1,ランキングの決定の調査。Best4進出者10階級40名について分析。ランキング4位以外からBest4になった選手の数12名。それは約30%、つまりBest4になった選手の70%はランキング1位から4位の選手。意外性が少ないとも言える。決勝進出者について分析。ランキングは出場選手各階級に12位までの12名いるがなんと決勝進出者にランキング外(12位以下)の選手はゼロ!4位以下の選手が絡まない決勝もゼロ!すなわち全階級決勝に必ず4位以内の選手が出場する。決勝進出者の内訳、1位が7名、2位が6名、3位が3名、4位が1名、5位が2名、6位が1名、計20名。決勝進出20名中16人がランキング4位以内の選手。すなわち80%の確率だ。そしてランキング4位以内の選手同志の戦いが10中7試合。1位対2位の試合が4試合。2,NCAAの試合を分析。各階級決勝は以下の通り。125ポンドはランク1位対2位。優勝は第1シードAbas(Fresno state)。133ポンドも同じくランク1位対2位。そして同じく第1シードのGuerrero(Oklahoma state)の勝ち。141ポンドは3位対4位の戦い。そして3位のSchwab(Iowa)が勝った。149ポンドは1位対6位の戦い。なんと高校時代のチームメート同志だと言う。しかし実力は1位が上。Williams(Iowa)。157ポンドはランク1位対3位の戦いで1位のCunningham(CentralMichigan大学史上初の優勝)。165ポンドは2位と5位の戦いで2位のWhite(Boise state)の勝ち。174ポンドも同じく2位と5位の戦いであったが2位のPritzlaff(Penn State)地元が優勝!184ポンドはランク1位対2位。1位のSanderson(Iowa State)の勝ち。197ポンドはランク1位対3位の戦いで1位のHartung(Minnesota)が勝ち。注目のヘビー級はランク1位対2位で1位のNeal(Cal State Bakersfield)が優勝。こうやって見てみるとなんとすべての階級でランキングの上の選手が勝っている。番狂わせは起きにくい!優勝者10人中7人がランク1位。2位2人、3位1人も優勝。すなわち全階級でランク1―3位のノミネート者。ランク上位者が優勝した。技術分析は現在進行中。