表題番号:1998A-609 日付:2004/10/30
研究課題坑井破壊に対するサイズ効果の測定
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学部 教授 森田 信男
研究成果概要
大型3軸圧縮測定装置の坑内歪み測定器の開発と其のデータをコンピュータで収集する回路を3人の4年生に卒論として行わせた。測定ノイズの消去に非常に苦労していたが、2月になってその部分が完成し、アルミサンプルを使用してキャリブレーションを行った結果、ノイズは完全には消去されていないが実測定には支障ないところまでにいたっている。これから口径の異なる岩石で実際の破壊テストを行う予定である。一方数値モデルの開発は3次元坑井モデルを3人の4年生に卒論として行わせたが、いずれも弾性モデルの開発は境界要素法を使用して完成し、解析解とのクロスチェックの結果精度も10**(―5)程度で非常に良い精度のモデルが開発された。これらのモデルは3人の卒業論文としてまとめられた。これらのモデルをベースとして(1)非線型性、(2)フラクチャーの発達モデルといった岩石の非線型破壊を取り入れた実用モデルに変換される。一方実用的応用としてベースになるモデルをフィールド解析に使用し米国の石油学会に論文として発表されまた学生の論文として5月26―28日に行われる日本の石油学会でモデル結果が発表される。