表題番号:1998A-067 日付:2015/02/11
研究課題災害研究への社会学的アプローチ
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学部 助手 土屋 淳二
研究成果概要

 本研究では,前年度の調査研究(早稲田大学特定課題研究1997A-071;「災害緊急時における集合行動に関する理論研究」)を継続し発展させたものである.1995年の阪神・淡路大震災を契機として,災害事象に対する社会学的研究の重要性が,わが国においてもあらためて見直されてきたことを背景に,災害研究や防災行動論への社会学的アプローチの可能性を検討したものである。とくに,膨大な事例研究を蓄積するアメリカ災害社会学が集合行動論的アプローチを積極的に展開してきたという経緯をふまえ,諸理論モデルの災害事象への適用可能性が省察され,理論レヴェルにおいて再整理した.