表題番号:1997A-504 日付:2002/02/25
研究課題金融ビックバンの法的条件
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学部 教授 上村 達男
研究成果概要
新任教員用の特定課題助成費は20万円であり、十分な成果に結びついたとまではいえないが、金融ビックバンの法的条件として、証券・金融法制それ自体のあり方と、これを支える会社法制、とりわけ経営監督体制について研究を行った。その成果は下記の著作等に結実した。
 日本の金融ビックバン論議は、自由ばかりを強調するバラ色と、黒船来航に似た恐怖の色に満ちており、安心してアクセルを踏めるに足りる地道な制度論・法律論が乏しい。本研究はそうした問題意識に基づいて、ビックバンを可能とする法的な条件を探るものである。今後共、こうした観点からの研究を継続していきたいと考えている。
研究成果の発表
1998年1月 監査役制度の改革と方向性(税経通信737号)
1998年4月 共編著(伊藤邦雄氏と)金融ビックバン―会計と法―(中央経済社)
1998年3月 金融サービス法的な横断的法制の視点(資産流動研究vol.Ⅳ)