表題番号:1997A-328 日付:2004/10/30
研究課題坑井破壊に対するサイズ効果の測定
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学部 教授 森田 信男
研究成果概要
大型3軸圧縮測定装置で測定されたカースルゲート砂岩を使った8つの坑井安定テストの解析を行った。坑井径が比較的小さい(1.5―2.5インチ)サンプルでも、Drucker-Pragerの破壊理論と、Mohr-Coulombの破壊理論の中間で坑井破壊が生じることが確認された。しかし坑井は破壊をおこしても閉塞することなく開いていたため、堀削にはそれほど障害にならないことが確認された。坑井破壊を解析する有限要素法ソフトがいくつか作られ、3人の修士論文と4人の卒論に使用された。またそのソフトは出砂問題にも応用されフィールドスタデイにも使用された。しかしこの種の問題としては実験結果の解析に使用されるサンプル数があまりにも少なく(最低100の実験が必要)実フィールドに使われる理論としては未だ未完である。
研究成果の発表
1998年2月18日
米国石油学会 Proceedings of International Formation Damage Control“Guideline for solving sand problems in water injection wells”
1998年6月3日
日本石油学会 平成10年度日本石油技術協会講演会要旨集“坑井周辺構造問題に対する有限要素法PCプログラム応用の限界”