表題番号:1997A-322 日付:2002/02/25
研究課題符号化技術の応用に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学部 教授 平澤 茂一
研究成果概要
本研究は符号化技術について符号理論、情報理論から考察しその応用を図ったものである。対象とする符号化技術は大別にデータ圧縮を行う情報源符号化と誤り訂正を行う通信路符号化である。
 通信路符号化については通信符号の真の距離が増加する場合の条件とその復号法を与えている。また、BCH符号の最小距離を越える復号法を示し軟判出復号法への応用を図っている。不均一誤り訂正符号についても軟判定復号法を示し誤り確立の低減する方法を明らかにしている。
 情報源符号化についてはTunstall符号やFG符号の改良を行い圧縮効率をなるだけ低下させないで途中からの復号を可能とする方法、歪を許した圧縮のアルゴリズムを明らかにし実データに応用したときの評価を行っている。また情報源符号化の応用として、木構造をもつデデuの学習アルゴリズムに用い計算量低減を図っている。
研究成果の発表
1997年5月
"On the minimum distance of binary concalenaled codes" IFICE Trons. E80-A, May 1997. pp.922-923.
“An improvement of soft-decision maximum likelihood decoding algorizhm using hand-decision bounded distance decoding,”IEEE Trons. IT-43, July 1997. PP. 1314-1319
“Berlekamp-Massey アルゴリズムを用いたBCH限界を越える復号法の計算量について”、信号論、J80-A、pp. 1554-1558, 1997, 9.
1997年11月
“On the minimum distance of concatenated cosse and decoding method up to the true minimum distance”, IEICE, Tromo. E80-A, pp. 2111-2116 Nov. 1997.