表題番号:1997A-277
日付:2002/02/25
研究課題血清に存在する細胞死誘導物質の単離・同定
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育学部 | 教授 | 並木 秀男 |
- 研究成果概要
- 血清に存在する細胞死誘導因子を牛血清から主としてカラムクロマトグラフィーを用いて単離した。活性の検定は、ヒト正常二倍体繊維芽細胞の6~10時間後の細胞致死率の計測によって行った。ブルーセファロース非吸着画分をDEAE陰イオン交換カラムで分離し、その後、分子量排除、逆相のHPLCで分離・生成した。精製化合物を日立M―4100型高分解能質量分析計により分子量測定を行った結果、分子量181が主成分でその他に分子量476の物質も含まれていた。現在、このいづれが本因子であるかの検討と、他の分析機器を用いた構造解析を進めている。また本因子にはco-factorの存在が示唆されており、その単離・精製も開始する予定である。