表題番号:1997A-179 日付:2002/02/25
研究課題シェリング哲学における啓示と神話の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学部 教授 那須 政玄
研究成果概要
シェリングの啓示と神話に関しては、後期シェリングの研究が決定的に重要である。しかし後期シェリングの邦訳はほとんどない。そこで新しく発見された『啓示の哲学原草稿』の翻訳を行った。この草稿は1831-32年に行われた全83回にわたる講義であり、今年度はその内の第10講義までを訳出し、公刊した。また、後期の啓示・神話に至るまでのシェリング研究の一環として『哲学と宗教』とを取り上げて、シェリングにおける宗教の位置づけに関する論文『シェリングにおける哲学と宗教』を書いた。
研究成果の発表:1997.10 翻訳『「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)』(第1-4講義まで) 「早稲田人文自然研究 52号」に掲載
1998.3 翻訳『「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)』(第5-10講義まで)「早稲田人文自然研究53号」に掲載
1998.5 論文『シェリングにおける哲学と宗教』 「仏教教理・思想の研究(佐藤隆賢博士古稀論文集)」(山喜房)に掲載