表題番号:1997A-048 日付:2002/02/25
研究課題ポスト・バブルの都市開発-東京都臨海副都心開発計画とその再編についての社会学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学部 教授 森 元孝
研究成果概要
標記の課題のとおり、東京都臨海副都心開発計画とその再編について、基礎的な資料収集と整理・分析作業を実施し、下記の成果を公表した。
 本研究は、東京都臨海副都心問題についての総合的研究という、さらに大きな経験的研究の基礎を築くものである。この課題が示す事態はすでに1980年代にその起点を辿らねばらならい歴史的な側面を持つものであるため、本研究により、東京都庁および都議会がこれに関して刊行・発表してきた資料類(報告書、議事録など)の収集を一方で進めるとともに、この問題に関して85年以降の新聞記事の収集整理を実施し、80年代前半から95年の青島都政以降現在に至るまでの精密な年表の作成をほぼ完成させることが最初の作業となった。
 それに基づいて下記の論稿「巨大都市の民主主義」を仕上げ、論者がこれまで別途研究してきた地方自治、民主主義などの標語で示される諸成果に関連させて、さらなる経験的調査研究を実施するための準備作業を終えることができた。
 本研究の基礎作業の成果をもとにして、本年(98年4月)から2年間、臨海副都心の住民へのアンケートならびにインタビュー調査を実施する段階に入っている。
研究成果の発表:1998年4月・アジア太平洋研究センター・森 元孝・『社会科学討究』第127号・「巨大都市の民主主義 -東京都臨海副都心開発問題の調査研究のために」