表題番号:1997A-020 日付:2002/02/25
研究課題都市的土地利用の現状と課題
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学部 教授 鎌田 薫
研究成果概要
(1) 不動産所有権の観念、不動産の利用、不動産公法、大災害と不動産所有権の4テーマについて国内での共同研究を行い、これを踏まえてパリにおいて開催された「第5回日仏法学共同研究集会」において「不動産の利用」に関するフランス側報告(パリ第2大学エネス教授)に対する「対照報告」を行い、討論に参加した。この研究集会の記録は近く日仏両国において公刊される予定であるが、その概要については、後掲座談会を参照されたい。
(2) いわゆる「定期借家」問題に関し、「借地借家法等に関する研究会(事務局:法務省民事局)」に参加し、主要論点のとりまとめ、各界意見の集約および報告書のとりまとめを行った。
(3) いわゆる「大深度地下」を社会資本整備のために活用するための方策に関し、「臨時大深度地下利用調査会(任命権者:内閣総理大臣、事務局:国土庁)」および「臨時大深度地下利用調査会法制部会」の委員として審議に参加し、中間取りまとめおよび最終報告(答申)の作成に関与した。
研究成果の発表
(1) 日仏法学共同研究集会に関するもの
1998. 6 「座談会・不動産所有権の現代的諸問題(第5回日仏法学共同研究集会)」ジュリスト(有斐閣)1134号
(2) 定期借家権に関するもの
1997. 6 「借家制度等に関する論点」借地借家法等に関する研究会(事務局:法務省)1997.11 「法務省論点のどこに問題があるのか(論争/「定期借家権」導入積極派への反論)」論争東洋経済(東洋経済新報社)10号
1998. 3 「借地借家法等に関する研究会報告書」借地借家法等に関する研究会(事務局:法務省)
(3) 大深度地下利用問題に関するもの
1997. 6 「臨時大深度地下利用調査会中間取りまとめ」臨時大深度地下利用調査会(事務局:国土庁)
1998. 5 「臨時大深度地下利用調査会答申」臨時大深度地下利用調査会(事務局:国土庁)