表題番号:1996C-009
日付:2010/05/07
研究課題International Symposium on Zeolites and Microporous Crystals
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学部 | 教授 | 黒田 一幸 |
(連携研究者) | 理工学部 | 教授 | 菊地 英一 |
(連携研究者) | 理工学部 | 助教授 | 山崎 淳司 |
(連携研究者) | 理工学部 | 助教授 | 菅原 義之 |
(連携研究者) | カリフォルニア工科大学 | 教授 | Mark E. Davis |
- 研究成果概要
- 最近のミクロ孔結晶の基礎及び応用面の展開はめざましいものがある。さらに研究代表者らが世界で初めて報告したメソポーラスシリカの研究も最近急激に展開している。これらの物質は、従来の分離、吸着、触媒関連の展開にとどまらず、環境保全のキーマテリアルの一つとしても注目を集めている。このため、近年ゼオライトおよびミクロ孔質結晶に関する国際会議は増加しつつある。その中で、日本のゼオライト研究会(現ゼオライト学会)は、1989、1993の過去2回のシンポジウムを開催し、世界にその研究交流の場を提供し、多くの情報発信を行ってきた。本研究会において、1997年のシンポジウムを早稲田大学において開催することが決定され、本特定課題助成費のメンバーを早稲田大学での中心チームとして活動を進める拠点を設定した。
本研究の目的は、上記背景をふまえて、表記国際シンポジウムの開催に向けて、Research
topicsの選定、招待講演者・依頼講演者の選定、国内国外研究者への連絡や各種討議を行うことであった。本シンポジウムの内容として、鉱物学、結晶化学、合成、キャラクタリゼーション、イオン交換、吸着と拡散、ホストゲスト相互作用、触媒、応用の等非常に広範囲の検討がなされた。代表者及び分担者の多くは、96年8月のソウルにおけるゼオライト国際会議にも出席し、本シンポジウムの成功に向けての各種活動を行った。Davis教授とは、電子メールでのやりとりを中心に内容の打ち合わせ等を行った。
これらの研究成果に基づき、97年8月、国際会議場にて、ZMPC97を成功裏に開催することができた。会議録は、Elsevier社からMicroporous Mesoporous Materialsの特別号として98年7月出版され、全ての活動を終了した。