表題番号:1996C-006
日付:2004/11/19
研究課題脳-脳下垂体系研究の新展開
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育学部 | 教授 | 菊山 栄 |
(連携研究者) | 教育学部 | 教授 | 石居 進 |
(連携研究者) | 人間科学部 | 教授 | 山内 兄人 |
(連携研究者) | 北里大学 | 教授 | 川内 浩司 |
(連携研究者) | 東京大学 | 教授 | 平野 哲也 |
(連携研究者) | 順天堂大学 | 教授 | 新井 康允 |
(連携研究者) | トリノ大学 | 教授 | A. Fasolo |
(連携研究者) | コルドバ大学 | 教授 | F. Gracia-Navarro |
(連携研究者) | カメリーノ大学 | 教授 | A. Polzonetti |
(連携研究者) | ルーアン大学 | 教授 | H. Vaudry |
(連携研究者) | ワシントン大学 | 教授 | A. Gorbman |
(連携研究者) | ハワイ大学 | 教授 | G. Grau |
- 研究成果概要
- 上記研究課題に関する国際会議を実現させるために、代表者および分担者は主たる関連国際誌上で公表されている研究内容、レベルの把握を心掛け、また国内分担者は研究期間中に開催された関連がありそうな国内外の約40回に渡る会議・シンポジウムに参加し情報の収集につとめるとともに国外研究者との交流をはかった。
特に1997年に早稲田大学で行った脊椎動物のホルモンおよび神経ペプチドの分子祖先に関する会議では、多数の関連研究者の出席のもと活発な意見の交換を行った。一連の活動を通じて、脳および下垂体のほかに嗅覚系を会議のテーマとして加えることが必要であるという結論に達した。その理由としては、生体内でホルモンのほかにフェロモンが化学情報伝達に関与していること、特にフェロモン受容器官としての鋤鼻器官がヒトに存在するかという問題に注目が集まっており、フェロモン関連分野の研究の発展は目覚ましいものがあること、脳のある種の神経ペプチド産生細胞は嗅上皮由来であり、下垂体と嗅覚系は発生学上近縁の細胞群より分化すること、などが挙げられる。そこで国内の鋤鼻研究会の主たるメンバーとも意見の交換を行い、脳と下垂体に加えて嗅覚系を入れて「国際会議 脳・鼻・下垂体」を2000年に早稲田大学で開催することに決定した。