表題番号:1996B-022
日付:2002/02/25
研究課題理工学部におけるドイツ語教授法とその教材の開発-マルチメディア時代に対応して-
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学部 | 教授 | Wolfgang E.Schlecht |
(連携研究者) | 理工学部 | 教授 | 榎本 重男 |
(連携研究者) | 理工学部 | 教授 | 助広 剛 |
(連携研究者) | 理工学部 | 教授 | 田ノ岡 弘子 |
(連携研究者) | 理工学部 | 教授 | 山田 泰完 |
(連携研究者) | 理工学部 | 教授 | 中村 采女 |
(連携研究者) | 理工学部 | 教授 | 秋葉 裕一 |
(連携研究者) | 理工学部 | 助教授 | 石井 道子 |
- 研究成果概要
- 1995年度に開始された理工学部の新カリキュラムにあわせて、ドイツ語教室では、新たな教育システムの開発、共通教材や語彙リストの作成などが検討されてきた。この関連で、1994年度に申請した特定課題研究において、最重要動詞の文例集(「100 Verben」)を作成し、教場においても活用してきた。
今回の共同研究では、この「100 Verben」をコンピュータ教材とする作業、そして新しい共通教材としてのテーマ別語彙リストの作成を予定した。しかし「100 Verben」を実際に使用していくなかで、また、数回にわたっての理工学部ドイツ語教育担当者との意見交換の結果、ドイツ語初修者に共通する文法教材こそが不可欠であるとの結論に達し、まずその作成にとりかかった。2年間かけて、文法編を完成、「100 Verben」と合本して「ドイツ語マスター100」と題し、昨1997年にその第1版を、1998年4月には第2版を発行した。授業での効果を考え、さらに「練習問題」「対話集」も別冊で用意し、1998年度からはこれも教場で利用されている。これらは本共同研究の成果の中間形態とも位置づけられるものである。
今年度は「ドイツ語マスター100」を使用しながら、これに検討を加え、その結果を踏まえて、次のステップとしてテーマ別語彙リスト作成にとりかかる。これらにインデックスを加え、全体として理工学部ドイツ語教育のための総合教材となるよう現在構想中である。
近い将来は、すでに発表されたドイツ語教材「Hallo, wie geht's?」CD-ROM版(外国語教育開発プロジェクトの研究成果)のようなマルチメディア教材に発展させていく予定である。