表題番号:1996B-012 日付:2002/02/25
研究課題「生涯・健康スポーツ」の創造と普及に関する調査研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学部 教授 吉村 正
(連携研究者) 人間科学部 教授 木村 一郎
(連携研究者) 人間科学部 助手 大川 一毅
研究成果概要
1981年5月に「大学スローピッチ・ソフトボール研究会」(会長・吉村正)を創設し、生涯スポーツ・健康スポーツとしてのソフトボールと野球の普及、発展を願い、研究活動並びに各種大会を主催してきた。その研究成果は、多数の著書・論文として公表した。
 この研究活動の集大成として、1993年11月に「日本ティーボール協会」(会長海部俊樹・副会長吉村正)を発足させた。
 本協会の目的は、「わが国におけるティーボールの普及と発展を図り、野球・ソフトボール・ゴルフ等の振興に寄与し、スポーツを通じて国民の健康づくりと国際的友好親善に貢献すること」(日本ティーボール協会定款第4条)にある。
 1996年4月から1998年3月までの2年間は、以下の6点につき普及に関する研究を行った。
1. 日本ティーボール協会都道府県連盟の設立(1998年3月現在36都道府県で連盟創設)。
2. 全国で「ティーボール・セミナー」の開催(2年間で79回開催)
3. 日本協会及び都道府県連盟主催・共催の「ティーボール・オープン大会」の開催(53回)
4. インターネット・ホームページの充実。
5. 世界の野球・ソフトボール・ティーボール型スポーツの資料収集。
6. 「世界ティーボール連盟」設立に向けての広報活動(尚、本協会の名誉会長は前アメリカ合衆国大統領、ジョージ・ブッシュ氏の就任が1997年11月8日に確定した。)〔海部俊樹氏と共同〕
 現在、このティーボールを、現行の小学校第5・6学年及び中学校・高等学校の主要教材として取り扱われている「ソフトボール」への前段階として、「小学校学習指導要項」(平成元年3月、文部省)の教科「体育」の3・4年生の中で、取り上げられるよう努力しているところである。
 今後は、日本発「世界ティーボール連盟」の普及・発展に貢献する研究を試みたい。
 尚、「ティーボール・セミナー」とは、学会と講習会を合わせた指導者養成研究会のことである。この第1回から第4回までの「日本ティーボールセミナー」における講義録は、この特定課題研究費の一部を使用して、報告書として作成した。
研究成果の発表
吉村 正 木村一郎 1997年1月23日 日本ティーボール協会・「第1回日本ティーボールセミナー報告書」
吉村 正 木村一郎 1997年1月23日 日本ティーボール協会・「第2回日本ティーボールセミナー報告書」
吉村 正 木村一郎 1997年1月23日 日本ティーボール協会・「第3回日本ティーボールセミナー報告書」
吉村 正 木村一郎 1998年1月20日 日本ティーボール協会・「第4回日本ティーボールセミナー報告書」
吉村 正 木村一郎 1998年1月20日 日本ティーボール協会・「TTA中級・初級公認指導者認定講習会講師用マニュアル」
吉村 正 1998年3月22日 日本スポーツ方法学会・「身体障害者のためのティーボール・ルールについての研究」
吉村 正他 1998年3月22日 日本スポーツ方法学会・「ティーボールにおける“バリアフリー”の可能性」