表題番号:1996A-512 日付:2002/02/25
研究課題R.モリソンとJ.マーシュマンの中国文法書に見られる言語学的な価値について
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学部 教授 内藤 正子
研究成果概要
 R.モリソンは、A Dictionary of the Chinese languageの著者としてよく知られているが、中国語の文法書としては、A Grammar of the Chinese Language(1815)やDialogues and Detached Sentences in the Chinese Language(1816)等がある。今回はこの中からA Grammar of the Chinese Languageを中心に、一方、J.マーシュマンについては Elements of Chinese Grammar(1814)を取り上げ、両者がどのように中国語文法を解明していったか、言語学的側面から分析を試みる。A Grammar of the Chinese Languageについては、以下の項目に分けて考える。
 1.grammarという概念
 2.文法範疇
 3.品詞及びその下位分類
 4.中国語例文の特徴
 5.テキストとしての特徴
 次に Elements of Chinese Grammarの方は以下の項目に分けて考察する。
 1.grammarという概念
 2.ラテン文典の応用
 3.中国古典からの引用
 4.他の言語との比較・対照
 5.研究書としての特徴