表題番号:1996A-303 日付:2002/02/25
研究課題「人間科学」のイメージ調査II
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学部 教授 鈴木 晶夫
研究成果概要
 早稲田大学に人間科学部が設立されて10年が経とうとしている。大阪大学に初めて人間科学部が設立されてから「人間科学部」という学部名称をもった大学は8大学に及び、その関連情報については、鈴木(1996)で報告。学部教育をさらに進め、大学院人間科学研究科の設置は、大阪大、常磐大、文教大、早稲田大、東洋英和女学院大でされ、他に「人間」を研究科名にあげている大学院は、お茶女大人間文化研究科、日女大人間生活学研究科・人間社会研究科、名大人間情報学研究科、京大人間・環境学研究科等がある。
 本学人間科学部学生を対象に、本学部ガイドブックの全体的な印象、文章の内容・量・表現、施設の写真・説明等、人間科学部のキャッチフレーズを調査。その結果、ガイドブック全体の印象として、明るく、きれいで、美しい印象。カラー写真を豊富に配置していることによる影響と考えられる。各学科のページでは、実際の授業風景や実習の様子を写真で紹介していて、その評価についても全体的に好印象。
 今回は各学科別にそのイメージも調査。調査対象者は人間科学部学生。人間基礎科学科は、地味で、固いイメージであり、人間健康科学科は、やや明るく、暖かいイメージ、スポーツ科学科は、明るく、迫力があり、派手で、特色があるというイメージ。
 「人間科学部のガイドブックを作成する場合に、何をキャッチフレーズにするとよいと思いますか?」と在学生に問い、自由記述されたものを視察によりまとめると、自然・環境の豊かさ、設備・施設の充実、アット・ホーム(参加型)、将来性・可能性・新しい(伝統がない・一緒に伝統を作る)、学際的(総合的・研究の幅の広さ)、という5つにまとめられる。